中医学徒の生きる道
小金井信宏ブログエッセイ
中医学徒の生きる道
2012-09-30 13:50:10

講義(69)

カテゴリ:講義

 先日は府中にあるサンドラッグさんの研修センターで
 「ニキビ③」(2回目) の講義をしてきました。
 
 
 

 

 内容は 「虚が混在するタイプのニキビ
 についてですが
 
 
 ◆陰虚を治療する時 「脾陰虚」 だけは別にあつかう
 ◆陽虚のニキビを 「一般陽虚証」 と 「陰気上騰」 に分ける
 ◆生理痛が 「いつ消える」 かで、瘀血の重さを判断する
 
 

 など、決して 「基本的ではない話」 も
 結構しましたね。
 
 
 寺にいたネコ①
 (お彼岸、墓参に行きました)
 
 
 

 府中に行くのも大分慣れましたが
 
 
 ◆京王線の 「準特急」 と 「急行」 は一体どっちが速いのか?
 
 
 2か月経ってやっと分かりました。
 
 やはり 「腐っても鯛」 というか
 「準がついても特急」 で準特急が速いのですね。
 
 
 寺にいたネコ②
 
 
 
 そういえば北京にいた頃
 日本の某広告代理店の 「北京駐在社員さん」 と
 知り合った時
 
 名刺に 「副部長代理」 と刷られていて
 ご本人も
 
 
 ◆こんな肩書なら無い方が良いです
 
 
 と仰っていましたが
 まあ、代理の方は置いておいたとして
 
 
 ◆「副部長」 と 「課長」 とでは
 ◆やはり 「副部長」 の方が上
 
 
 なのでしょうかね?
 
 
 金子カレーのカウンターにいる 「ムーミン」
 
 
 

2012-09-28 01:02:30

講義(68)

カテゴリ:講義

 先日は 「小金井塾・Yグループ」 の温病学連続講義
 
 ◆衛分証の治法と用薬法
 
 の話をしました。

 
 
 
 
 

 具体的には
 
 
 ◆葉天士 『温熱論』 第1条・第2条の内容を
 ◆趙紹琴先生はどのように実践していたのか
 
 
 という内容です。

 久しぶりに 「パエリア
 
 
 


 
趙紹琴先生の処方は 「とにかく効く」 ことで有名ですが
 
 
 ◆中薬1味1味の個性を熟知し
 ◆さまざまな証侯の本質を見抜いて弁証する眼ももっている
 
 そんな達人が 「腕によりをかけて」 薬を組み合わせるのですから
 
 
 ◆そりゃあ効くでしょうよ
 
 
 と思います。

 チーズ好きなので 「ゴルゴンゾーラのリゾット
 

 
 温病学の先生なので
 もちろん 「銀翹散加減」 なんかも使われるのですが
 
 趙先生の洗練された用薬法をみた後で
 「銀翹散の原方」 をみると
 
 ◆少し古臭く
 ◆少し野暮ったく
 
 感じます。
 
 ◆ラベルを聴いた後に
 ◆シューマンあたりを聴く感じ
 
 でしょうか。

 たまにドカンと肉を食べます 「スペアリブのBBQ
 
 
 

 最高級のアートである 「趙先生の処方
 
 あの 「軽さを追求する精神」 は
 私の中でいつも 「メディチ磁器」 と重なります。
 
 
 磁器を作りたいけど作る技術をもたず
 中国に憧れつづけたヨーロッパの王侯貴族
 
 その1人(?) であるメディチ家
 
 ◆磁器ではなく、あくまでも陶器の範囲で
 ◆限界まで 「白さ」 「透明感」 を追求した作品
 
 
 それが 「メディチ磁器」 です。
 
 趙先生の処方と、雰囲気が似ています。
 
 週に2回はカレー 「マトン・カレー」
 (チーズ・トッピング)
 
 
 

 
 

カテゴリ:スターバックス

  涼風 (すずかぜ) が立ちはじめたからでしょうか
 
 最近スタバでかかる音楽が、やけに心に沁みてきます。
 (↑ 寂しいのか?)
 
 
 メッセージ (?) カップ
 
 
 

 先日はビートルズの 「サムシング」 がかかっていましたが
 本当にキレイな曲ですね。
 

 彼らが何歳の時に作ったのか知りませんが
 なんだか 「オトナな曲」 です。
 
 
 メッセージ・カップ
 
 
 

 そして今日は、セザール・フランクの 「ヴァイオリン・ソナタ
 がかかっていました。
 
 
 ◆美しい!
 
 
 若いころから好きでしたが、昔とは印象が違います。
 なんというか
 
 ただ 「キレイ」 というのではなく
 あの 「甘さ」 「美しさ」 に共感するという感じです。
 
 
 ◆いずれは露と消える我が身なら
 ◆「夢のまた夢」 であるこの浪速のことを
 ◆「今、目の前にある一瞬一瞬の時間」 を
 ◆甘く、  美しく、  過ごそうよ
 
 
 という気になるのです。
 
 やはり
 親友の命日が、近いせいでしょうかね。
 
 
 ラーメン屋のカウンターにあった
 「鹿うちわ
 
 
 

 

2012-09-22 22:24:44

講義(67)

カテゴリ:講義

 先日は
 「全日本薬膳食医情報協会(ANY)」 さんの関連講義で
 
 
 ◆痿証
 
 
 の話をしました。
 
 
 

 

 痿証にたいしては 「麻痺
 というイメージが強いかもしれませんが
 
 それだけでなく
 
 
 ◆加齢による筋力の衰え (筋骨の弱り)
 
 
 を防ぐための知恵がたっぷり埋まっていますし
 
 
 金子カレーの 「サグ・マトン」
 (チーズトッピング)
 
 

 

 また 「麻痺」 といっても
 感染症による高熱の影響でおこる麻痺
 
 みたいなものだけじゃなく
 たとえば
 
 
 ◆腕まくらをして一晩寝たら
    手が麻痺して動かなくなった
 ◆腕に体がのっかる状態で寝たら
    翌日手が麻痺して動かなくなった
    (とくに肥満傾向の人)
 ◆お酒を飲んで、屋外で数時間うたた寝をしたら
    腕が麻痺して動かなくなった
 
 なんて例は身近でちらほら聞きますが
 
 こんな出来事(↑) も
 もともと 「内因」 があるから起こるわけで
 
 その内因や外因を考える時にも
 やはり 「中医学の痿証に関する認識」 は参考になります。
 
 

 金子カレーの 「チキン・マサラ」
 (チーズトッピング)
 
 
 

 で 「日本の気候風土」 や 「日本人の体質」 を踏まえて
 
 『中医内科』 の教科書にない証型
 とりあえず3つほど紹介しました。
 
 
 金子カレーの 「バター・チキン」
 (チーズトッピング)
 
 
 

 一昨日から昨日にかけて、33時間ほど 
 何も食べずに過ごしたのですが
 
 
 ◆指先がかるく痺れて、足が重たくて歩くのも困難
 
 
 
になりますね。
 モノを食べたら、すぐに回復しました。
 
 

2012-09-17 21:13:25

講義(66)

カテゴリ:講義

 先日は 「小金井塾・Sグループ」 のミステリー方剤学
 
 ◆温胆湯
 
 の話をしました。
 
 
 講義会場のあった学芸大学で
 
 
 

 もちろん 「主治」(病因・病機・証侯)
      「組成」 「組成解説」 などの基本的な話はしますが
 
 大切な認識として
 
 ◆「湿熱」 と 「痰熱」 のちがい
 
 
 についても話しました。

 

 学生さんに講義用のペンを頂きました
 (区の施設はインクが薄いことがよくあるので)
  ↑
 ありがとうございます!
 
 
 
もう1つ大切な認識として
 
 
 ◆肝鬱と胆鬱のちがい
 
 
 
についても話し、さらに
 

 ◆肝鬱・胆鬱と 「脾鬱」 のつながりと、それぞれの用薬法の変化

 
 についても少し話しました。(時間切れ
 
 
 渡りガニのトマトソース・パスタ
 
 
 

 
 ◆痰 (停滞―→上擾―→動風)
 ◆神 (思・意・憂・怒)
 ◆気鬱 (肝鬱・胆鬱・脾鬱)
 
 ↑ここら辺りの問題を解決する方剤を何首か学ぶと
 
 
 ◆「精神的な気鬱」 を出発点にして
   人間になにが起こり、どう変化するのか
 
 という
 

 ◆幾つかの典型的な変化のパターン
 
 
 が判ってきて面白いです。
 
 
 さんまのパスタ
 
 

 上に挙げた範囲に限らず
 
 方剤1首1首の認識を深め、それらをつなぐと
 「変化する人間の姿」 がみえるということです。
 
 

 
 群馬県・吉田牧場の 「プレミアム・なんとか・ポーク」 の 「ロース」
  ↑
 「ごはん」&「味噌汁」 2杯ずつ
 「キャベツ」 は3杯、頂きました。
 
 

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