中医学徒の生きる道
小金井信宏ブログエッセイ
中医学徒の生きる道
2012-05-29 19:06:20

講義(41)

カテゴリ:講義

 日本中医食養学会さんの関連講義で
 金曜日~日曜日の2泊3日で名古屋へ行き

 方剤学を中心とした講義を10時間してきました。

 
 
 1日目の講義

 
 
 
 初めて会う学生さんたちでしたが
 すでに彼女たちは仲良しグループなので

 全体が和んでいて、とてもやりやすかったです。

 
 
 1日目のお昼 「しらす丼

 
 
 限られた時間の中でしたが

 ◆自分が感じる 「中医学の面白さ・スゴさ」

 
 をなるべくたくさん伝えようと思い
 色々な話をしてきました。

 
 
 2日目の講義

 
 
 そういう講義は
 していて特に楽しいですね。
 
 折角 「中医学」 に興味をもってくれた方たち
 ですから

 2日間の講義を通じて

 ◆中医学って面白い (面白そうだ)
 ◆もっと知りたい

 
 と思って頂けたら嬉しいです。

 
 
 2日目のお昼 「特製・剛つけめん」 (大盛)

 
 
 
 泊まりで来ている学生さんの中には
 夜ホテルでやる事ないからといって

 1日目の晩に

 
 ◆私のブログを 「1年数カ月分」

  ざっと読んでから

 
 2日目の講義にいらっしゃった方もいて
 ビックリしました。

 
 ざっと読むにしても
 ものすごい量ですよね。

 
 
 帰りの新幹線で
  「風来坊の手羽先」 と 「天むす
   
 ↑
 名古屋で世話役をしてくださった水田先生
 帰りの新幹線で食べるために買ってきて下さったものです。

 
 お世話になりました。
 ありがとうございます。
 
 

 

2012-05-23 23:56:00

講義(40)

カテゴリ:講義

 なんだか講義の話ばかり続きますが
 今日は研究所主催のシリーズ講義の第1回で
 「妊娠の準備」 という話をしました。

 
 
 講義の時、いつもそばにあるもの
  (「お茶」 と 「時計」 と 「ガネーシャ様」)

 
 
 
 まず

 ◆妊娠とはなにか?
 ◆月経とはなにか?
  (月経の発生と維持を支えるもの)

 などの話をし
 それから 「調経(月経の調節)」 について

 ◆薬を使った 「調経」
 ◆生活の視点からの 「調経」

 
 などの話をしました。

 
 

 
 
 私はなので 「女性のこと」 は分からないのですが
 「見てきたこと」「学んだこと」を元に考え

 ◆なるべく役に立ちそうな事

 
 を色々紹介しました。
 後はオマケ的に

 ◆男女の交わり方 (男女交媾)

 
 についても少しだけ話しました。

 
 
 骨盤の閉じ方を実践しているところ

 
 
 
 講義会場が渋谷だったので
 先月オープンした 「渋谷ヒカリエ」 に行って
 講義の準備をしてから行きました。
  ↑
 (新しいもの好き)

 
 5Fの 「和カフェ」 が並んでいたので
 6Fの 「カプリッチ」 というイタリアンでお茶をしました

 

 

 
 写真は 「カンノーリ」 というシシリーのお菓子です。

 
 この1月ほど

 講義を大体全部ブログで紹介してみたのですが
 ブログが 「講義」ばっかりになることに気付いたので

 
 やっぱり前のように
 ボチボチ紹介しようかと思います。
 
 
 

2012-05-20 23:15:29

講義(39)

カテゴリ:講義

 今日は「北京中医薬大学・日本校」の講義で
 方剤学の4日目でした。

 
 
 

 
 
 
 10:00~16:00で5時間の講義でしたが
 大部分は「補剤」の話をしました。

 
 ◆四君子湯(とその加味方剤)
 ◆補中益気湯
 ◆四物湯(とその加味方剤)
 ◆六味地黄丸(とその加味方剤)
 ◆腎気丸
 ◆八珍湯・十全大補湯・人参養栄湯
 ◆生脈散

 
など有名どころばかりですね。

 他にも色んな方剤を取り上げましたが
 特に

 
 ◆血府逐瘀湯
 ◆五苓散

 
 などは多めに時間をとって話しました。

 

 
 ◆五苓散
  って不思議な(偉大な)方剤ですからね。

 
 ◆乏尿・無尿

は、まあ当たり前として
 さらに

 ◆交腸 
 ◆便秘
 ◆下痢
 ◆無月経
 ◆帯下

 などなどを
 みんな治しちゃうんですよね。
 
 キーワードは「津液不布」です。

 
 とっても中医学の特徴が表れている
 方剤だと思います。
 
 
 日本校にあった販売機みたいなティッシュ箱
 
 
  
 
 

2012-05-19 21:11:01

講義(38)

カテゴリ:講義

 今日は「小金井塾Sグループ」の講義で
 葛根湯の話をしました。

 
 
 講義の写真を撮り忘れました。

 
 
 ◆葛根湯

 
 恐らく…、シロウトさんでも名前を知っている
 「日本で一番有名な方剤」 だと思います。

 
 私も、物心ついた時には

 ◆カゼには 「カッコントウ」

 
 と知っていましたからね。

 
 
 当帰の苗(全然関係ありません)

 
 
 
 もちろん今回は 「カゼには葛根湯」 ではなく
 たっぷり2時間いろいろ話しました。

 
 葛根湯(証)を知るには、まず
 

 ◆麻黄湯(証)
 ◆桂枝湯(証)

 
 を知った上で

 ◆葛根湯(証)
 ◆桂枝加葛根湯(証)

 
 を知り
 上2首の 「葛根剤の主証」 の共通点を通じて

 
 ◆「葛根証」 とは何か
  (葛根湯証ではありません)

 
 を理解し
 上4つの湯証をつなげた世界の中で

 
 ◆「葛根湯証」 の位置はどこか

 
 を把握する必要があります。
 さらに

 ◆「桂枝加葛根湯」 と 「括楼桂枝湯」のちがい

 
 を知ることで

 ◆葛根にできることの限界

 つまり

 ◆どこまでが 「葛根」 で
 ◆どこからが 「括楼根」 なのか

 
 も知っている必要があります。

 
 そんな話をいたしました。

 
 グレープ・フルーツ(?)ティー
 (大門のカフェラミルにて)
 
 
 

2012-05-18 22:04:35

講義(37)

カテゴリ:講義

 先日は「全日本薬膳食医情報協会(ANY)」さんの
 関連講義で「水腫」の話をしました。

 
  

 
 水腫(=むくみ・浮腫)の講義は
 毎年3~4回あちこちでしていますが

 
 その度に新しい勉強をするので
 少しずつ認識が育ちます。

 
 

 
 
 
 またご存知の方も多いでしょうが
 水腫の治療と関わる認識は
 肥満の治療(ダイエット)とも関係します。

 
 なぜなら水腫というのは

 ◆何らかの原因で「水液の代謝」がおかしくなり
   その結果、体内に水がたまる

 
 ということなので
 治療

 ◆水液代謝を正常化し
  たまっている「水」を除く

 
 ことになるのですが
 この「水」には、水飲・水湿だけでなく
 

 ◆痰湿

 
 を含めることもできるからです。

 
 中医学がいう「痰湿」には
 脂肪の意味もありますからね。

 

 五皮飲
 (茯苓皮・大腹皮・生姜皮・陳皮・桑白皮)
 
  

 私も5月の前半は
 
 ◆夜にごはんを食べてお酒を飲む

 
 機会が多く 
 しっかり 「1㎏太った」 ので
 ちょっと調節して戻したばかりです。

 
 やはり

 ◆問題は小さいほど解決しやすい

 
 ですね。
 
 
 

 
 
 
 

 

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