日本中医食養学会さんの関連講義で
金曜日~日曜日の2泊3日で名古屋へ行き
方剤学を中心とした講義を10時間してきました。
初めて会う学生さんたちでしたが
すでに彼女たちは仲良しグループなので
全体が和んでいて、とてもやりやすかったです。
限られた時間の中でしたが
◆自分が感じる 「中医学の面白さ・スゴさ」
をなるべくたくさん伝えようと思い
色々な話をしてきました。
そういう講義は
していて特に楽しいですね。
折角 「中医学」 に興味をもってくれた方たち
ですから
2日間の講義を通じて
◆中医学って面白い (面白そうだ)
◆もっと知りたい
と思って頂けたら嬉しいです。
泊まりで来ている学生さんの中には
夜ホテルでやる事ないからといって
1日目の晩に
◆私のブログを 「1年数カ月分」
ざっと読んでから
2日目の講義にいらっしゃった方もいて
ビックリしました。
ざっと読むにしても
ものすごい量ですよね。
帰りの新幹線で
「風来坊の手羽先」 と 「天むす」
↑
名古屋で世話役をしてくださった水田先生が
帰りの新幹線で食べるために買ってきて下さったものです。
お世話になりました。
ありがとうございます。
なんだか講義の話ばかり続きますが
今日は研究所主催のシリーズ講義の第1回で
「妊娠の準備」 という話をしました。
講義の時、いつもそばにあるもの
(「お茶」 と 「時計」 と 「ガネーシャ様」)
まず
◆妊娠とはなにか?
◆月経とはなにか?
(月経の発生と維持を支えるもの)
などの話をし
それから 「調経(月経の調節)」 について
◆薬を使った 「調経」
◆生活の視点からの 「調経」
などの話をしました。
私は男なので 「女性のこと」 は分からないのですが
「見てきたこと」「学んだこと」を元に考え
◆なるべく役に立ちそうな事
を色々紹介しました。
後はオマケ的に
◆男女の交わり方 (男女交媾)
についても少しだけ話しました。
講義会場が渋谷だったので
先月オープンした 「渋谷ヒカリエ」 に行って
講義の準備をしてから行きました。
↑
(新しいもの好き)
5Fの 「和カフェ」 が並んでいたので
6Fの 「カプリッチ」 というイタリアンでお茶をしました
写真は 「カンノーリ」 というシシリーのお菓子です。
この1月ほど
講義を大体全部ブログで紹介してみたのですが
ブログが 「講義」ばっかりになることに気付いたので
やっぱり前のように
ボチボチ紹介しようかと思います。
今日は「北京中医薬大学・日本校」の講義で
方剤学の4日目でした。
10:00~16:00で5時間の講義でしたが
大部分は「補剤」の話をしました。
◆四君子湯(とその加味方剤)
◆補中益気湯
◆四物湯(とその加味方剤)
◆六味地黄丸(とその加味方剤)
◆腎気丸
◆八珍湯・十全大補湯・人参養栄湯
◆生脈散
など有名どころばかりですね。
他にも色んな方剤を取り上げましたが
特に
◆血府逐瘀湯
◆五苓散
などは多めに時間をとって話しました。
◆五苓散
って不思議な(偉大な)方剤ですからね。
◆乏尿・無尿
は、まあ当たり前として
さらに
◆交腸
◆便秘
◆下痢
◆無月経
◆帯下
などなどを
みんな治しちゃうんですよね。
キーワードは「津液不布」です。
とっても中医学の特徴が表れている
方剤だと思います。
日本校にあった販売機みたいなティッシュ箱
今日は「小金井塾Sグループ」の講義で
葛根湯の話をしました。
◆葛根湯
恐らく…、シロウトさんでも名前を知っている
「日本で一番有名な方剤」 だと思います。
私も、物心ついた時には
◆カゼには 「カッコントウ」
と知っていましたからね。
もちろん今回は 「カゼには葛根湯」 ではなく
たっぷり2時間いろいろ話しました。
葛根湯(証)を知るには、まず
◆麻黄湯(証)
◆桂枝湯(証)
を知った上で
◆葛根湯(証)
◆桂枝加葛根湯(証)
を知り
上2首の 「葛根剤の主証」 の共通点を通じて
◆「葛根証」 とは何か
(葛根湯証ではありません)
を理解し
上4つの湯証をつなげた世界の中で
◆「葛根湯証」 の位置はどこか
を把握する必要があります。
さらに
◆「桂枝加葛根湯」 と 「括楼桂枝湯」のちがい
を知ることで
◆葛根にできることの限界
つまり
◆どこまでが 「葛根」 で
◆どこからが 「括楼根」 なのか
も知っている必要があります。
そんな話をいたしました。
先日は「全日本薬膳食医情報協会(ANY)」さんの
関連講義で「水腫」の話をしました。
水腫(=むくみ・浮腫)の講義は
毎年3~4回あちこちでしていますが
その度に新しい勉強をするので
少しずつ認識が育ちます。
またご存知の方も多いでしょうが
水腫の治療と関わる認識は
肥満の治療(ダイエット)とも関係します。
なぜなら水腫というのは
◆何らかの原因で「水液の代謝」がおかしくなり
その結果、体内に水がたまる
ということなので
治療は
◆水液代謝を正常化し
たまっている「水」を除く
ことになるのですが
この「水」には、水飲・水湿だけでなく
◆痰湿
を含めることもできるからです。
中医学がいう「痰湿」には
脂肪の意味もありますからね。
私も5月の前半は
◆夜にごはんを食べてお酒を飲む
機会が多く
しっかり 「1㎏太った」 ので
ちょっと調節して戻したばかりです。
やはり
◆問題は小さいほど解決しやすい
ですね。
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