中医学徒の生きる道
小金井信宏ブログエッセイ
中医学徒の生きる道
2011-08-29 21:11:33

講義(17)

カテゴリ:講義

 昨日は、研究所主催の『傷寒論』シリーズ講義の2回目でした。

 テーマは

 ◆胡希恕先生の「痹証治療」

です。

 
 講義が始まるところ

 

 

 具体的には、まず

 ◆『中医内科』教科書の痹証認識
 ◆『傷寒論』の痹証認識

を紹介(確認)し
 『傷寒論』の原文

 

 それから胡希恕先生の認識として

 ◆六経弁証に基づいた痹証の弁証論治

の核心部分を紹介しました。
 

 『金匱要略』が痙湿暍病篇18条
 で紹介している

 ◆現在は「小汗法」とよばれる用薬法

をかなり強調して紹介しました。

 
 痹証治療の方剤はたくさんありますが
 基本的にみな
 この「小汗法」の範疇にあります

 
 だから「小汗法」という「」から
 それらの方剤をつなげて理解する

 という視点が
 とても大切だと思うのです

 
 「耳なし芳一状態」の私

 
 
 胡希恕先生の医案…

 ◆余計な証候は書かず

 そして処方するのは

 ◆何も加えず、何も引いていない
   経方の原方

 
 なことが多く

 カッコイイです。
 「影が弁髪みたい」な私
 
 
 

2011-08-28 23:54:21

お仕事(1)

カテゴリ:お仕事

 書くのが遅れましたが
 23日はDVDの撮影でした

 一般に売るDVDではないのですが
 ある団体の会員店だけが入手できる

 ◆門外不出のDVD

 をスポンサーである製薬会社の会議室
 をお借りして撮影しました。
 
 カメラマン「ごとうさん」の許可
 を得て掲載しています

 

 中医・火神派のDVDなのですが
 とりあえず2枚分

 ◆1枚目「概論篇」
 ◆2枚目「実践篇①-黄耆建中湯と附子理中湯」

を撮りました。
 

 「講義を撮影される」ことは今までにもありましたが
 「撮影の為に講義をした」のは初めてです。

 初めての事って、楽しいです!

 
 ↑ゴトウさんも楽しそう?

 

 

 撮影後は、打ち上げでごはんをご馳走になり
 その後は、銀座のバーへ行きました。
 
 

 桃の季節なので、まずは「ベリーニ」を頂き
 (おいしゅうございました)
 

 2杯目は、夏なので爽やかにと
 「モヒート」を頂きました
 

 でも…

 使っていたラムが個性的すぎて
 (「アグリコールラム」というもの)

 なんだか強烈なモヒートでした
 

 私はあんまり
 好きじゃないですね

 マティーニのベルモットが
 チンザノだったら嫌ですが

 モヒートのラムは
 バカルディで良いのです 

 

 行ったのは6階の「BarR
 店内は撮影禁止です

 

 一緒にいた方が頼んだ
 フレッシュトマトの「ブラディマリー
 も飲ませていただいたのですが

 トマトがフレッシュなせいで
 全くお酒の味がしません

 とても美味しいのですが
 バーテンさんは

 ◆「カクテルなのにお酒の味がしない」って
  どうなんだろうとも思っています

と仰っていました。

 そう言われれば
 そうですね。

 とても印象に残った
 お言葉でした。
 
 

2011-08-27 21:54:40

講義(16)

カテゴリ:講義

 書くのが遅れましたが
 8月20日・21日は

 北京中医薬大学・日本校の夏季特別講座で

 ◆「20世紀の方剤学」(全10時間)

という講義をしました。

 とっても楽しかったです!
 

 細かい内容は紹介しきれませんが
 私が伝えたかった中心のところは…

 ①西洋医学の診断を踏まえた
   「弁病→弁証→論治」という方法
 ②「論治」の大切さ

といった感じでしょうか。

 講義当日にいただいた「ゴーヤ」
 パプリカみたいな色です

 

 「弁証」と「論治」って
 繋がってはいますけど
 それぞれ全く別の文化(知恵)です

 なのに日本の中医学は
 「弁証」ばっかり重視していて
 「論治」はあまり伝わっていないと思います。
 

 全然関係ないですが
 五反田の「気になる看板」
  ↑
 凄くないですか?
 このコピー
 
 
 
 たとえば
 相手に「愛してる」と伝えたい場合
 
 どういう言葉や態度で表現するのか
 具体的な方法はたくさんありますよね
 

 論治もそれと同じです
 治法は同じでも
 具体的な用薬法は色々です

 その「色々」を知ることが
 論治文化を学ぶことになります

 たとえば

 ◆「四君子湯」と「補中益気湯」の共通点と違い
 ◆「理中湯」と「小建中湯」の共通点と違い
 ◆「帰脾湯」と「黄耆建中湯」の共通点と違い
 ◆「帰脾湯」と「温胆湯」の繋がり

 ◆なぜ「帰脾湯」の理気薬は陳皮でも
   枳殻でも厚朴でもなく「木香」なのか?
 ◆「十全大補湯」には川芎があるが
   「人参養栄湯」に川芎がないのはなぜか?
 ◆「人参養栄湯」に遠志があるのはなぜか?
 ◆「桃核承気湯」に桂枝があるのはなぜか?
 ◆「血府逐瘀湯」の桔梗にみる温病学の知恵とは?

といったことを知ることでしょうか。

 論治という「偉大な文化!
 少しずつでも
 伝えて行きたいと思います。
 
 頂いたゴーヤの中味
 種の周りの赤いゼリー状の部分
 おいしく頂けます
  ↑
 ごちそうさまでした。

 
 

2011-08-26 01:59:13

中医を学ぶ(2)

カテゴリ:中医を学ぶ

 さて

 ◆中医を学ぶなら古典を読もう

という話の続きです

  『血証論』

 

 もちろん古典を読まなくたって

 ・中医学の本を読んだり
 ・中医学の講義をきいたり

すれば

 ◆「中医」と関わるプロとして
 ◆「仕事に使える認識」を手に入れる

ということはできますよ。
 

 でもそういう

 ◆実は基礎がない状態

 で仕事を続けるのは

 落ち着かないのではないでしょうか?

 少しずつでも古典を学んでいれば
 落ち着くように思います。
 

 
 『温熱論』

 

 それに「古典を読んでいない」って
 中医学とちゃんと付き合ってないですよね

 なんというか…

 ◆いつも「夜這い」だけしている

みたいな

 ◆相手とまともにデートしたこともなければ
 ◆そもそも相手の顔も知らないままだ

といった感じがします。

 それはやっぱり
 良くないと思うのです。

 
 『医学心悟』

 

 という訳で…

 興味をもったのなら
 ちゃんと「中医学さん」と
 つきあってあげてください。

 私も…

 「中医学さん」とのつきあいだけは
 けっこう長くなりますね
 
 

2011-08-18 23:38:33

中医を学ぶ(1)

カテゴリ:中医を学ぶ

 中医を学ぶ時
 とにかく

 ◆「古典の原文」を読む

ことが大切だと思います。
  『黄帝内経・素問』の原文

 

 もちろん今は皆
 教科書から始めますよね
 私もそうでした。

 でもそれはまだ

 ◆中医を学ぶ準備

なのです。

 

 少しずつでも
 色々な原著を読んでみて下さい。

 『難経』の原文

 

 原著を読むと
 書いた人の息吹が伝わってきます
 (特に個人の著作は)

 

 真っ白な紙に
 1文字目から本を
 書き始めた人の「想い」が
 感じられるのです。

 

 『傷寒論』の原文

 

 

 文化というものは
 やはり

 ◆人から人へ伝わるもの

だと思います

 そして上で書いた意味で

 ◆本は人

なんですね。

 先日、友人達と飲んだ時の私
 (フェルメールっぽい?)

 (つづく)
 
 

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