私、レミー事務所では、おそらく「相当な常連」です。(←そりゃそうだろ)
なので私がスタバに行き…
席を確保してレジ・カウンターに着いた時には、もう「カフェモカ加減」が出来上がっていたりします。
一応「お待たせしました」と言ってくれるのですが…
1秒も待っていないというか、まだ注文してません!
ちょっと…「イチロー伝説」みたいですね!
◆イチローがホームランを打って、客席の人がそのボールを
キャッチしたら…
◆すでにサインがしてあった
みたいな。
なので先日、1日に2回スタバに行った日、2回目は「紅茶」をたのんだのですが…
すでに「カフェモカ加減」が出来ていて
「よかったらこちらもお召し上がりください」と、紅茶に「カフェモカ加減」が付いてきちゃったことがありました。
(その時の写真です↓)
また通常だと、私がたのむ「カフェモカ加減=アイス・トリプル・グランデ・ソイ・モカ」は
◆3――→トリプル(エスプレッソを3杯)
◆SM―→ソイ・モカ
という意味で、カップに「3SM」と書かれるのですが…
渡されたカップをみたら「こがねい様」と書かれていたこともありました。
つまり「こがねい=3SM」で通じるんですね。
他の人が「ソイモカ」を注文した時も、カップに「こがねい」って書いてあったら面白いです。
そして今日は、カップに「Thank you」と書いていただきました。
ありがとうございます。
今までにも、「ニコニコマーク付き」とか「ハートマーク付き」とか、また「伝説の店長KNさん自筆の“いつもありがとうございます”付き」とか、本当にいろんなカップをいただきました。
たくさんの温かいお気持ち、感謝いたします!
お蔭様で、いつも仕事がはかどります!
今、執筆中の『医法圓通編註』も、半分以上はレミー事務所で書かれることになりそうです。
私は元々、そんなにお酒が好きではありませんでした。
ところが30代の後半、2回目の離婚をきっかけに、どっぷりお酒に溺れるようになってしまったのです。
今考えるに、とても「孤独」で、またすっかり「自信を失ってしまった」ので、お酒という自分を甘やかしてくれるものにすがることを覚えてしまったのでしょう。
山口洋子さんがエッセーで
◆酒に酔うとその人の本性が出るというが、それはうそで
◆むしろ本性が現れるのはマージャン、ばくち
◆酒はその人の弱みの暴露であると思う
と仰っていますが、本当にその通りだと思います。
さすがは「ベテラン銀座のママ」ですね。
さて「孤独」で「自信を失った」―→だから「甘えるものが欲しい」
というのは、全て「こころの問題」ですよね。
そして中医学では「こころ=心」と関わるものを、 心・神・血 として捉えます。
どういう意味かというと、人間の中には 心・神・血 という3つのものがあり、この3つが「切っても切れない三位一体の関係」にあると捉えているのです。
そしてこの三位一体の関係にある 心・神・血 というセクションこそが、人間の「こころのありか」だと考えます。
さて、ここで「お酒」の登場です。
お酒は、他の飲み物とは全然性質が違う「特殊な飲み物」です。
どう特殊かと言うと「お酒には血を乗っ取る力がある」のです。
(理論は省きます)
そして血を乗っ取るとは 心・神・血 を乗っ取ることでもあります。
私がお酒に溺れたのも…
「こころが弱ってより所を失っている時」 自分に代わってこのセクションを操縦してくれるお酒に身をゆだねるとラクだったからでしょう。
その間は、現実から逃げられますからね。
だから人は弱ると、お酒に逃げてしまいやすいのだと思います。
……ちょっと普通の中医学からは脱線していますが、私はそのように考えています。
先日、「北海道医療大学・名誉教授」の西部三省先生より「連翹茶(レンギョウ茶)」が届きました。
お会いしたことのない先生なのですが、色々な研究の1つとして「連翹の研究」をなさっているそうで…
4月15日の研究所ブログ 「桜とレンギョウの季節」をお読みいただき、「連翹茶」をお贈りいただいたとのこと。
西部先生の発案で、開発されたお茶だそうです。
ありがとうございます!
そもそもブログに引用してあった「連翹の葉のポリフェノールの話」は、西部先生の研究がソースだったようです。
そしてスタッフがブログに「連翹は『神農本草経』では下品(げぼん)に分類されているので、はりきって飲むのは止めにします」という内容の文章を書いたのですが…
西部先生の研究によると
◆『神農本草経』の連翹は、現在の連翹とは違う植物であった可能性
が高く
◆現在の連翹は、長年の成分研究から「上品(じょうぼん)の杜仲や肉蓯
蓉と同類のもの」と判断できる
◆では『神農本草経』の連翹は? というと、それは「小連翹」と呼ばれる
ものではないか
とのことです。
私も4~5冊、本を見てみました。
まず言えるのは『神農本草経』や『傷寒論』に出てくる連翹は「連翹の根」だということです。(『傷寒論』は連軺と言っています)
つまり
◆とりあえず「違う植物かどうか」は置いておいたとしても
◆『神農本草経』が下品に分類しているのは「連翹の根」であって「実」
でも「葉」でもない
ということ。
清代・張璐の『本草逢原』巻二・隰草部・連翹に「もし根が無ければ、実で代用する」と書いてあったりしますし…
◆古代は「根」を使っていたのが、だんだんと「実」を使うようになって
いった
感じです。
また『神農本草経』は、連翹の根には「益陰精」作用があると述べています。
根には「滋味=甘味」がありますからね、下品といえども「補薬」としての側面があるようです。
さて、では「違う植物なのか」についてですが…
唐代の『新修本草』 や 宋代の『本草図経』は、確かに
◆連翹を「大翹」と「小翹」に分類
しています。
両書の説明を読んでも、明らかに違う植物です。
つまり
◆「連翹」という生薬の基元植物が、2種類あった
のも確かな感じです。
このほか採集する季節の違いによって「青翹」「黄翹」などの分類もあったようです。
……いろいろと、勉強させていただきました。
これを機会に、「情報発信者」として襟を正して参りたいと思います。
そして…
お茶、いただきました。
確かに、「杜仲茶に似た味」がしますね。
美味しかったです。
先日、ソウルの李先生より本が届きました。
ありがとうございます!!
嬉 しいです!!
韓国にも「中医火神派」と似たような理論があるとお聞きして、是非、その本が欲しいですと頼んでいたのです。
昔の本は、目次にページ数など入っていないので、自分で書き入れます。
また、お目当ての部分は同書中の「扶陽論」という箇所なのですが、目次の見出しにさえ載せられていないので、それも自分で書き入れました。
……昔の本って、おおらかですね!
目次は「その本の地図」なので、私は自分の本では、しっかりページ数を割いて、詳細な目次をつけるようにしています。
でも、この「スカスカの目次」を見ていると、なんだか自分が「えらく神経質な人間」に思えてきます(まあ事実、神経質ですけど)。
……こんな私も、昔は、おおらかな時代があったんですよ。
カバンに名前を書くように親に言われ、迷いもなく「すしや」と書いたような時代が。
しかも「す」の字が反対で、下のようになっていました。
当時は…、「すし屋」がホームグラウンドだったんですね。
私…、小学生の頃から「友達とすし屋で待ち合わせる」ような子供でしたから。
友達に「お金持ちの社長の息子」がいて、そいつから「今、すし屋にいるから来いよ」と電話がかかってくるのです。
ある日の夕飯時、母親に「●●から電話かかってきたから、寿司●に行ってくるね」と告げたところ…
ちょうど餃子を焼いていた母親は、「じゃあこれも持っていきなさい」と言います。
私は嫌がったのですが、「どっちも醤油つけるんだから!」といって持たされました。
小学生が2人、すし屋のカウンターに座り、持参した餃子を食べている…。
もちろんすし屋は、「餃子のニオイ」でいっぱいです。
…やりたい放題ですね。
私が「どこかハチャメチャ」なのは、彼らの影響のような気がしてきました。
元に戻りますが、お贈りいただいた本、しっかり読ませていただきます!!
今年の3月、私がいつも飲んでいる「レミー事務所のカフェモカ加減」が、突然、美味しくなくなりました。
本当に、「来る日も来る日も美味しくない」状態が続いたのですが、4月の途中からまた「元の味」が戻り、現在に至っています。
10日ほど前、スタバでバイトをしているNくんにその話をしたところ、彼は「2月まで店長を務められていたKNさん」の話をしてくれました。
Nくんの話では、エスプレッソの味というものは、たとえ同じエスプレッソ・マシーンを使っていても「毎日微妙に変わる」のだそうです。
そして「その変化を許さない前店長のKNさん」は、朝、店に入るとすぐにエスプレッソの味をチェックし、自分の納得する味になるまで、何杯でもテイスティングしながらマシーンを調整されていたとのこと。
カッコイイですね。
レミー事務所のエスプレッソ・マシーン
(スタバの人に撮っていただきました。ありがとうございます)
またNくんの話を聞く前日、私はちょうど、「フランス在住のフレスコ画家・高橋久雄さん」の録画番組を、久しぶりに見たところでした。
70代、まだまだ現役の高橋さんは、番組で
◆やはり 「もっと良いものを、もっと良いものを」…
それが創作活動です!
◆労力を惜しんで成功はしない、汗水流さないでね、結果を得よう
そんなのはズルい、ダメだ!
ゆっくり休みたい? フッ(笑)…、そういう人間は嫌いです
冗談じゃない!
と仰いました。
魂が、ゆさぶられましたね。
「Nくんの話」と「高橋さんの言葉」
短時間の間に、2回も強烈なパンチをくらった感じです。
私はこの2ヶ月ほど、忙しさのせいで「本の書き方」を、以前と少し変えていました。
悪く言えば、前ほどあれこれ調べなくなっていたんですね。
でもずっと「それでいいのか?」と考え続けていました。
自分の原点ともいえる「本の執筆」という仕事を、オトナ的に器用にこなすことに「大きな疑問」を感じ続けていたのです。
「精いっぱいやって60点」 なのと
「最初から80点でいいや」 というのは違います!
そんな仕事…
命を授けてくれた神様やご先祖様に
胸を張って 「見てください!」 とは言えません。
…という訳で
2歩ぐらい、元のスタンスに戻って仕事をしてみようかと思います。
……スタバで話を聞いた日、バイトのNくんが作ってくれた「カフェモカ加減」は、本当に見事なお味でした。
KNさんの魂は、「KNチルドレン」達に受け継がれているようです。
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