正確な被害状況はまだつかめていませんが、お命を亡くされた方、行方の分からない方は、大変な数にのぼっています。
また原発や火力発電所が津波に呑まれるという最悪の2次災害も起こり、放射線漏れの危険や電力不足という深刻な問題も起こっています。
被害に遭われ、家族・家・町や村を失ってしまった方々の「ショック・悲しみ・疲れ・不安」などは大変なものであると思います。
しかもそれらはどれも、すぐには解消されないものばかりです。
世界中から人的・物的援助をいただいているようで、落ち込みがちなニュースばかりの中、少し心が温まります。
私たち日本人も、仕事をして収入を得ている全ての大人が、今後5~10年ぐらいは、個人単位でも援助を続ける必要があると思います。
救助や復興のエキスパートでもない人間が、無闇に被災地へ行っても迷惑でしょうから、要するに「お金を寄付する」ということですね。
私も「自分はどういう形で寄付を続けていくのか」、考え始めました。
なるべく早く、実行したいと思います。
全く電話が通じない状況も回復しつつあるようですが、皆さま、ご家族や知人の方々の安全は確認できましたでしょうか?
私のところにも、何人もの方がメール・電話などで 「大丈夫ですか?」 と連絡を下さいました。
ご心配いただき、ありがとうございます。
おかげさまで、私も私の家族も、無事にしております。
東北地方の被害は、相当に大きなもののようです。
まだ寒い中、エネルギーが十分にない状況では、一夜を明かすことさえ大変だと思います。
避難所での生活も、すぐに終わるものではないでしょう。
でも世界中から、そして日本中から援助が届きますし、私もできる援助を続けます。
無責任な言葉かも知れませんが、頑張って頂きたいと思います。
とりあえず、避難所でもできる 「中医学の基本的な健康法」 を1つを紹介します。
何もなくても、すぐにできる方法です。
それは…
自分の唾液を、なるべくたくさん飲むことです。
「口の中で舌をぐるぐるさせて唾液をたくさん出し、数回に分けてゆっくり飲む」 という作業を、1日中何度も何度もくりかえして下さい。
そして毎日続けてください。
水の絶対量は変わらなくても、体の中の「水の状態」は変わります。
中医学的にいうと 「気(パワー)」 と 「陰(ここでは水分の意味)」 を補充でき、さらに体が活性化するのです。
まずは唾液の話を紹介しましたが、 「災害時、エネルギーや飲食物・薬などが無い状況で中医学に何ができるのか」 少し調べてみようと思います。
昨日の午後「東北地方太平洋沖地震」が発生しました。
大変な規模の災害です。
被害に遭われ、お命を亡くされた方々のご冥福をお祈りいたします。
今日は「全日本薬膳食医情報協会(Any)」の講義がありました。
文京区にある「男女平等センター」という場所でやっているのですが、施設内におひなさまが飾られていたので写真を撮ってきました。
今、ANYさんで続けている連続講義は「気味でとらえる中医学~病証・治法・方薬の世界」というシリーズです。
4回目の今日は「湿熱・湿温の治療」がテーマでした。
主に
◆湿熱と湿温の違い
◆湿温の治療は、「いわゆる熱証」の治療とは大分違う
などといった話をしてきました。
結構、専門度の高い話ですよ。
今日は、韓医(韓国ヴァージョン中医学)の先生である李尚宰先生と食事をしてきました。
李先生はソウルで「ティー・テラピー」を主宰されているのですが、今は日本の「FOODEX JAPAN 2011」というエクスポに参加するために来日されているところです。
とりあえず、一緒に写した写真を載せますね。
ご覧いただければ分かると思いますが、本当に気品のある「貴族」という感じの方でした。
同じ空間に居るだけで、「なにかありがたいもの」にあやかれた感じがします。
李先生は、韓国の超!難関名門大学である慶熙(キョンヒ)大学の韓医学科を卒業し、博士号まで取られた「国家レベルの秀才!」です。
北京時代、韓国人留学生の友達はたくさんいましたが、韓国で教育を受けた韓医の方とお会いするのは初めてなので、とても新鮮でした。
「中医学」「韓医」そして「日本漢方」、まあ「父親と子ども2人」みたいな関係なので、1つのファミリーですよね。
是非、これからも親交を深めて行きたいものです。
李先生へのおみやげとして、私は自分の全著作と翻訳本を持参しました。
結構な量になってしまって、「かえって迷惑かな」と心配したのですが、李先生は本が大好きとのことで、とても喜んでいただけました。
よかったです。
私も本好きなので、同じ 「本の種族」の血を強く感じました。
李先生からは、ティーテラピーで使われている「生薬ティーの詰め合わせ?」を頂きました。(下の写真)
ありがとうございます。
李先生とは、「今後何か、一緒にできる仕事をしていきましょう」ということで、お話をさせていただきました。
また韓医についても、幾つかとても興味深い話をうかがいました。
copyright © 2011 (株)日本生体調準医学研究所 All Rights Reserved.