昨日は七夕でしたね。
私は「おじさん3人」で、フグを頂きながら仕事の話をしてきました。
昔はフグといえば「冬」に食べたので
温性が強いかと思って調べたら
一応「甘温」となっています
でも本草書によっては「涼」ともなっていて
いろいろ見ましたが、あんまり「温」じゃなさそうです
歴代の幾つかの論述や用法をみても「温める」という目的で
使われてはいない感じです
フグには「筋肉の湿邪」を除く作用があるので
湿邪を除くから「温性」とされたのか
または「フグの毒は強い火」とされたので
または「フグは怒りんぼ」とされたので(←面白い)
そんな延長で「温性」とされたのかも知れません
(勝手な想像です)
ところで「フグ毒」に中ったらどうするのか?
中医学は「蘆根」を使います。
ま、あまり実用のチャンスは無いでしょうけど
(↑無い方が良いですね)
または「人間の大便」を使ったりもしますが
詳しい説明は省きましょう
ところで七夕といえば「織姫と彦星」の話が有名ですが、
彦星は「牽牛」ともいいますね。
そして中医学には「牽牛子」という中薬があります。
簡単にいうと「あさがおの種」です
中薬学では「峻下薬」
つまり強い下剤とされますが
ただの下剤ではなく、水液代謝を調える作用もある!
李時珍(明代の医家・『本草綱目』の著者)の用法を見ていると
そんな印象を受けます
つまり「ハイパー五苓散」みたいな
そんなニュアンスがあるのです
五苓散は便秘の治療にも使いますが
李時珍の牽牛子の使い方は、その用法と繋がるんですね
(個人的な印象ですが)
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