中医学徒の生きる道
小金井信宏ブログエッセイ
中医学徒の生きる道
2011-07-08 21:48:58

中薬の話(1)

カテゴリ:中薬の話

 昨日は七夕でしたね。
 私は「おじさん3人」で、フグを頂きながら仕事の話をしてきました。

  まずは「てっちり」

 

 昔はフグといえば「冬」に食べたので
 温性が強いかと思って調べたら

 一応「甘温」となっています
 でも本草書によっては「涼」ともなっていて
 いろいろ見ましたが、あんまり「温」じゃなさそうです

 歴代の幾つかの論述や用法をみても「温める」という目的で
 使われてはいない感じです
 

 フグには「筋肉の湿邪」を除く作用があるので
 湿邪を除くから「温性」とされたのか

 または「フグの毒は強い火」とされたので
 または「フグは怒りんぼ」とされたので(←面白い

 そんな延長で「温性」とされたのかも知れません
 (勝手な想像です)

  ゆがいたフグをポン酢で

 

 ところで「フグ毒」に中ったらどうするのか?
 中医学は「蘆根」を使います。
 ま、あまり実用のチャンスは無いでしょうけど
 (↑無い方が良いですね)

 または「人間の大便」を使ったりもしますが
 詳しい説明は省きましょう

  とらふぐのから揚げ

 
 ところで七夕といえば「織姫と彦星」の話が有名ですが、
 彦星は「牽牛」ともいいますね。

 そして中医学には「牽牛子」という中薬があります。
 簡単にいうと「あさがおの種」です

 中薬学では「峻下薬」
 つまり強い下剤とされますが
 ただの下剤ではなく、水液代謝を調える作用もある!

 李時珍(明代の医家・『本草綱目』の著者)の用法を見ていると
 そんな印象を受けます

 つまり「ハイパー五苓散」みたいな
 そんなニュアンスがあるのです

 五苓散は便秘の治療にも使いますが
 李時珍の牽牛子の使い方は、その用法と繋がるんですね
 (個人的な印象ですが)

  焼きフグ
 
 しつこく「フグの写真」で押してみました
 
 
 

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