先日は北京の「我的小家」で
ごはんを食べました。
このレストラン
初めて行ったのですが
清代に建てられた四合院を利用していて
とても落ち着く、良い空間でした。
北京シリーズのブログは
今回で終わりですが
本当に、行って良かったです北京。
留学を終えて帰国した後も
北京には2回行っていたのですが
3回目の今回は
初めて「留学していた頃の自分」を
完全に「過去の自分」として
少し「他人のように」思えたから。
ああ「歳を取ったのだな」と
実感しましたねぇ。
今年私は「年男」
夏に父が亡くなり
秋には北京で「新しい自分を確認」し
ついでに歯の詰め物もとれて
新しくセラミック入れたり(来週)
魂だけでなく形のある物も
色々「新バージョン」になって行くようです。
という訳でさらについでに
8年ぶりに研究所の庭の椿に
鋏を入れる事にしたり
(来週植木屋さんが来る)
新しい眼鏡を作ったり(眼差しを定め)
新しい靴を買ったり(足元を固め)
新しいベルト買ったり(帯をしめる)
と…
お金ばっかり使っている
年の暮れでございます。
先日は北京の「東来順」前門店で
羊のしゃぶしゃぶを食べました。
ここ「前門店」は
かつて死んだ親友と2人で来たお店
あれからもう13~14年?
悲しいでも懐かしいでもなく
何かが心にず~んと響きましたね。
とにかく…
行けてよかったです。
ところで前々回?のブログでは
私が北京で
本を盗まれた話をしましたが
本屋を開けさせて中に入り
お前らの責任だぞと言ったところ
監視カメラの録画があるので
まずはそれを見ようという事になり
店の人と一緒に見た所…
しっかりと「20代位の女性」が
本を持ち去るところが写っていました。
で「本の代金を賠償しろ」と言ったところ
警察沙汰にしてもらわないと出来ないとの事
そりゃあまあ、そうですね。
そんな時間はないし
最低限の誠意は見られたので
もういいよ、という事にしました。
ところで今回は10人の旅だったので
マイクロバスを手配したところ
運ちゃんだけでなく
自動的にガイドさんも付いてくる
で、そのガイドの李さんが
その後もその本屋に通って犯人を捜し
盗まれた本を取り返してくれました!!!
本は昨日、私の元に届きました。
ありがとうございます李さん!!!
感謝し、尊敬致します。
嬉しかったです。
あなたが戻して下さった本
大切にしますよ。
先日は北京の「小背楼」で
きのこ鍋を食べました。
私は北京での学生時代
講義はいつも「一番前の席」で受けました。
なぜなら…
ただでさえ「外国語というハンデ」があるのに
後ろの席では、さらに「聞こえにくい」からです。
とりあえず「お薦めきのこ盛り合わせ」
(すばらしく美味しかったです!!!)
だから毎朝早く行って「席取り」をしました。
でも
学校の寮に住んでいる中国人学生は
夜、教室を自習に使っている
だからそのまま机に本を置き
席取りをして帰ってしまう。
でも私は毎朝、中国人学生の日直が
「教室のドアを開ける前」に行って日直を待っていた
つまり毎朝「一番早く」教室に入る
だから置いてある本など無視して席を取る
でも席を取っていた中国人学生は文句を言ってくる
そんな「小競り合い」が何年も続きましたが
留学するために「何年も働き」
やっと買い取った「時間」
少しでも効率よく学ぶ為に
最前列の席は、絶対に譲れないものでした。
ある学期、実習&受講をする病院がすごく遠くて
自転車で「片道2時間」かかりました。
でも中国人学生は教室の隣に住んでいる。
だから彼らが起きる前に到着しなくてはならない。
毎朝「3:30~4:00起き」
そして真冬の北京の朝4~5時台の空気の中
2時間自転車に乗る!
寒すぎて意識はもうろうとして来ます。
耳なんて切り取られても気付かなかったでしょうね。
そんな事を続けていたら…
何人かの中国人学生が
お前の席には座らないから普通の時間に来い
と言ってくれました。
嬉しかった…
ですねぇ。
先日は北京の「香満楼」で
北京ダックなど食べました。
北京時代
ダック好きの日本人たちと会うと
いつもダック店の
マイベスト3を発表し合ったものですが
香満楼は「常に私のナンバー1」
不動の1位を貫き続けた店
私が「こよなく愛したお店」です。
ところで私
北京の本屋で本を7~8冊買い
そのまま隣の本屋に入ったら
本を持ち込むなと言われ
レジ脇に置いておいたところ…
その本を
他の客に盗まれました!!
明らかにレジの監督責任なので
文句を言ったところ
ほとんど取り合わず
確認のため2~3分外に出ている間に
構わず店は閉店。
戻ってドアを開けろと言っても無視。
仕方がないので「怒ったふり(芝居)」をし
ドアを「ひざ蹴り」「足の裏蹴り」「ひじ打ち」で
攻撃し続け「早く開けろこらぁ!!」と怒鳴っていたら
(中国語で、ですよ)
やっと開けました。
街がきれいになろうとも
こういうキツイところはやはり
良くも悪くも「大陸気質」
私も久しぶりに
中国バージョンになりました。
私は北京に行ったら
たとえばお店で
「●●売ってるか?」店員に尋ねた場合
答えが「ある」でも「ない」でも
どちらも信じない。
自分で確かめるまでは信じません。
日本を一歩外に出たら
日本にある「常識」や「好意」は
存在しないのが「当たり前(常識)」
私が北京で暮らし
学んだことの1つですね。
先日は、新橋の「美の」で
和食をごちそうになりました。
(ありがとうございます!)
この1~2か月
『傷寒論』の勉強を続けて
とにかくこの本のスゴさに
魂を奪われ続けています。
(「たまげた」ってやつですね)
古代の中医師には
科挙試験に受からなかったから
医者でもやるかみたいな人も多く
つまり「半端じゃないインテリ」揃いなので
医学書が全書を通じて
詩の形式(絶句・律詩)で書かれていたりします。
そんな医学書、世界にも類を見ないですよね。
(恐らく)
日本語でいえば
医学書の論述が
全書を通じて「五七五七七」の短歌形式で書かれ
しかも要所要所は
ちゃんと「韻をふんでいる」みたいな事ですから。
でも…
『傷寒論』のスゴさは
そんな幼稚なレベルじゃない。
ベートーベンの作品のように
アルカイックなどっしりしたフォルムを持ち
その中に
まるでメシアンの楽譜でも見ているような
ある種シンメトリックな
繊細な構造が内包されている
(「黒包白」「白包黒」という陰陽シンメトリック)
そして条文同士が
「シンボルとしての単語(文字)」で結ばれている。
(↑ここがスゴイところ!!!!!)
それはもう「半分暗号」
まるでシュールレアリスムの
トロンプ・ルイユ(だまし絵)を思わせるような…。
とにかくスゴすぎて
うまく表現できません。
日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
---|---|---|---|---|---|---|
« 4月 | ||||||
1 | 2 | 3 | 4 | |||
5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
copyright © 2011 (株)日本生体調準医学研究所 All Rights Reserved.