中医学徒の生きる道
小金井信宏ブログエッセイ
中医学徒の生きる道
2011-06-02 04:55:01

お酒と私(4)

カテゴリ:お酒と私

 先日、いつものようにレミー事務所で仕事をしていたら…
 閉店の23:00間際に、友達がやってきました

  レミー事務所にて
 (↑疲れてます)

 
 じゃあ折角だしということで、五反田のバーへ
 

 で、1杯目に飲んだのが
 最近、「マイブーム」になっている

 ◆「アマレット」+「ジンジャエール」

です。

 
 このカクテル
 先月、一緒にいた人が飲んでいて覚えたのですが…

 一言でいうと「大人のドクターペッパー」なんです。
 (ガラナは入っていないのに)

 

 私、小さな頃から「ガラナ飲料が大好き」なので
 最近にわかにハマっています。 (←でもガラナは入ってない)

 

 ただし!
 アマレットは、あんずのリキュール
 とても温性が強いです。

 しかも調べてみたら、使われているのは「あんずの実」ではなく「あんずの種」
 生薬でいうと「杏仁」ですね!

 そして私の体は、かなり正確な杏仁センサー
 「熱の強い体質」な私、杏仁の熱にとても敏感に反応するのです。

 

 

 アマレット 
 
 それなのに先日、別の人と飲んでいた時
 ついこれを2杯飲んでしまった日がありました(←バカ

 で翌日、「小腸経の聴宮穴」と「督脈の腰ユ穴」に反応がでました。

 「おでき未満」みたいな
 「膨らみたいんですけどー」という感じの反応でしたね(全治2日)。

 
 
 ……なんか飲んでばかりいるようですが

 友達と五反田で1:00(閉店)まで飲んだ後も
 研究所に戻って、ちゃんと5:00まで仕事してから寝ましたよ。

 まあ5時に寝るなんて生活も、中医師としておかしいんですけど。
 (今も、そろそろ5時ですね)

 

2011-05-26 04:23:17

お酒と私(2)

カテゴリ:お酒と私

 私は元々、そんなにお酒が好きではありませんでした。
 ところが30代の後半、2回目の離婚をきっかけに、どっぷりお酒に溺れるようになってしまったのです。

 今考えるに、とても「孤独」で、またすっかり「自信を失ってしまった」ので、お酒という自分を甘やかしてくれるものにすがることを覚えてしまったのでしょう。

 山口洋子さんがエッセーで

 ◆酒に酔うとその人の本性が出るというが、それはうそで
 ◆むしろ本性が
現れるのはマージャン、ばくち
 ◆酒はその人の弱みの暴露であると思う

と仰っていますが、本当にその通りだと思います。
 さすがは「ベテラン銀座のママ」ですね。

 お酒にどっぷり溺れていた頃(39歳)

 

 さて「孤独」で「自信を失った」―→だから「甘えるものが欲しい
 というのは、全て「こころの問題」ですよね。

 そして中医学では「こころ=心」と関わるものを、 心・神・血 として捉えます。

 どういう意味かというと、人間の中には 心・神・血 という3つのものがあり、この3つが「切っても切れない三位一体の関係」にあると捉えているのです。

 そしてこの三位一体の関係にある 心・神・血 というセクションこそが、人間の「こころのありか」だと考えます。

 

 

 さて、ここで「お酒」の登場です。
 お酒は、他の飲み物とは全然性質が違う「特殊な飲み物」です。

 どう特殊かと言うと「お酒にはを乗っ取る力がある」のです。
 (理論は省きます)
 
 そしてを乗っ取るとは 心・神・血 を乗っ取ることでもあります。

 少しお酒が減り始めた頃(42歳)

 

 私がお酒に溺れたのも…

 「こころが弱ってより所を失っている時」 自分に代わってこのセクションを操縦してくれるお酒に身をゆだねるとラクだったからでしょう。

 その間は、現実から逃げられますからね。
 

 だから人は弱ると、お酒に逃げてしまいやすいのだと思います。
 

 
 ……ちょっと普通の中医学からは脱線していますが、私はそのように考えています。

 最近の私 
(酒量は以前の1/5~6程度になっています)

 

2011-02-03 20:39:57

お酒と私(1)

カテゴリ:お酒と私

 中医学では、お酒を「熱を帯びた水=湿熱」であると捉えます。
 つまり「お酒を飲む」とは、「体の中に湿熱を入れる」ことなのです。

 でも一口に「お酒」と言っても、お酒にも色々ありますよね。
 それはつまり、「湿熱にも色々ある」ということです。

 では具体的に、どのような湿熱(お酒)があるのでしょうか?
 あくまでも私見に過ぎませんが、以下、個人的な認識を紹介しましょう。

 私の感覚では、「蒸留酒」の方が「醸造酒」よりもドライです。
 ここでいう「ドライ」とは「湿熱ではあるけれど、醸造酒ほどベタベタしていない」
 つまり「醸造酒ほど湿気が強くない」という意味です。

 たとえば私は、体質的に「湿の強いお酒=醸造酒」に弱いです。
 だから基本的に、日本酒・ワインなどの醸造酒は飲みません。
 もし醸造酒を飲んでしまったら、翌日は「過剰な湿」の影響にやられることになります。
 過剰な湿の影響とは、「体の重だるさ」や「胃腸の不快感(機能低下)」などです。

 また私は、「もともと体内の熱が強い体質」でもあります。
 だから、たとえば「赤ワイン」のように「熱が強いタイプの醸造酒」を飲むと、「醸造酒としての過剰な湿」の影響だけでなく、さらに「強い熱」の影響も受けてしまいます。
 具体的には、大体2日ぐらいでしょうか、体のほてりがとれなくなります。尿が濃くなったり、口が苦く感じるようになったりもします。

 今回は、これぐらいに致しましょう。

 つまり「お酒=湿熱」であり、またお酒にも色々あるように「湿熱にも色々あり」、そしてどんなお酒がその人に向くのかは「飲むお酒の特徴」と「飲む人の体質」との相性によって決まるということです。

 最近は「ワイルドターキー」ばっかり飲んでいます。

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